タイに観光へ行くなら、お祭りの時期に合わせてみてはいかがでしょうか? 伝統的なお祭りに参加することで、タイを体感できること間違いありません。
一年中美しく、楽しいお祭りががたくさんあります。旅行の計画を立てるときにはぜひ参考にしてみてください。
興味のあるお祭りを発見して、いままで知らなかったタイをおもいっきり楽しみ、魅了されましょう。
毎年1月の第三金曜日からの三日間、チェンマイ県サンカンペーン郡ボーサーン村にて、ボーサーン傘祭りとサンカンペーン工芸品フェスティバルが行われます。
ボーサーン傘とはサーといわれる木を原料にして、唐笠(日本でいう所の番傘のようなもの)です。
昼にはタイの伝統的な衣装を着てボーサーン傘をさしながら女性が自転車に乗って走る自転車パレードや、夜にはボーサーン傘を使ったミスコンテスト、パフォーマンスショーが行われています。
土日には、ボーサーン傘が購入できるマーケットなども開催されており、色とりどりの極彩色の傘が人々の目を惹きつける人気のお祭りとなっています。
タイのお祭りの中でも有名なものの一つに、毎年4月に行われる水掛け祭りというものがあります。
ソンクラーンとはタイの旧正月の事であり、元その時期に水を使って仏像などを清めていた事が始まりで、それがいつしか家族で水を掛けて清めるというお祭りに発展しました。
お祭りはバンコク・チェンマイ・プラパラデーン・アユタヤなど様々地域で行われているので、この期間中にタイを訪れた際にはぜひ参加したいおすすめスポットです。
ただ、街を歩いているだけで水を掛けられてしまうエリアもあるので、参加する際は、濡れてもいい服装などに着替え参加してみましょう。
毎年7月全ての仏教僧が外出を控えるカオ・パンサーという時期になると、蜜蝋キャンドルの工芸品が制作されパレードが行われます。
タイにちなんだ神話や伝承などをモチーフとした、巨大な蜜蝋が職人の手によって彫刻され制作されます。
大きなバスと同じくらいの大きさの様々な蜜蝋キャンドルが、パレードを行う光景は壮観で、沢山の観光客が訪れるお祭りとなっています。
北イサーンのナコーンパノムでは、毎年10月の安居の終り頃に開催されるお祭りです。
ブッダが安居を終え地上に戻った事を祝う祭りで、ブッダが世界に恵みをもたらした日(ワン・チャオロック)として、電飾で船を装飾し敬意を表しているのです。
美しく装飾されたボートの光が川面を照らし、夜の中に荘厳に浮かび上がるおすすめのお祭りとなっています。
旧暦の12月になる、10月~11月の満月の日にこのお祭りが行われます。
ロイクラトンの意味は、灯籠クラトンを川に流すロイという、タイの古くから続いた風習の一つで、日本人にも灯篭流しは馴染みがありますが、タイでは川の女神に感謝の気持ちを捧げるためのお祭りとなっています。
地方によって形に違いがありますが、バナナの幹や葉などで灯籠が作られ蝋燭と線香とともに川に流したのが始まりです。
日本のものと大きく異なる女神に捧げるためのタイの灯籠は、色とりどりの花で装飾された美しい花輪が川に浮かべられます。
祭り期間中には花火も打ち上げられますので、この時期のタイを訪れたらぜひ立寄って頂きたいお祭りとなっています。
上記のロイクラトン祭りとともに10~11月の満月の日に開催されるのが、コムローイというランタンを夜空に飛ばすお祭りです。
川の女神に感謝する祭りで様々な催しが行われますが、コムローイは天にいるブッダへの敬意の現れを捧げるという意味合いで行われます。
塔の上のラプンツェルの中で美しい無数の灯籠が空に浮かぶ姿は、このお祭りがモデルとなった事でも知られています。
蛍光灯とは違うオレンジの柔らかい火の光が、無数に空に浮かぶ姿は言葉にできないほどの感動があります。
SNSなどでも話題になり一層観光客を集めるお祭りとなっています。
この祭期間中は街のあちこちで灯籠による光の装飾がされていますので、ぜひ日暮れの街を楽しんでいただきたいです。
11月に行われるタイ全土から200頭以上もの象が一挙に集結するこのお祭りは、象と象使いによる壮観なお祭りになっています。
美しく装飾された象のパレードをはじめ、象と人との綱引きやサッカーなどの催し、また古くから象とともに生活をしてきたスリン村の人々と象の関わりを知る事ができます。
象と家族とともに生きる人々の象との結びつきを感じる事のできるお祭りで、象が人々にとってペット以上の存在であり家族であるという事を感じる事のできるお祭りとなっています。
沢山の象を一挙に見れるのはタイの中でも珍しい機会となりますので、11月のタイを訪れた際にはぜひ見て頂きたいおすすめのお祭りとなっています。